4年生大学の医学部といっても、大きく分けて国公立大学と私立大学とがあり、さらに医師や歯科医など医療の道を専門に志す学生が集まって勉強する医学系大学と、他の学部と一緒になった総合大学に医学部がある場合とがあります。
国公立大学を受験する場合には、まずセンター試験を受ける必要があります。
そしてその結果、自分が志望する大学が求めるラインに達していた場合にはじめて各大学の個別学力検査(第2次試験)を受験することが可能になるという仕組みです。
一方、私立大学を受験する場合には、センター試験を受けず、直接各大学の選抜試験を受験することになります。
ただし、大学によってはセンター試験を選抜試験代わりに利用しているところがありますし、推薦入試の場合には国公立大学・私立大学とも受験方法やスケジュールが代わってきますので、詳細については各大学の募集要項を確認しましょう。
医学部は、他の学部と違って6年間の一貫教育になっているのが特徴です。
医学部在学中は、一般教養から医学に関する基礎科目、臨床医学科目、社会医学科目などのほか、演習や実際の医療機関での実習などたくさんのことを学ぶことになります。
大学生とはいえ、遊んだりアルバイトにいそしんだりする余裕などないということを、子心得ておく必要がありそうです。
6年間の医学部を無事に終了すると、いよいよ医師国家試験の受験です。
合格率は約8割といわれていますが、その背景には6年間もの間寝る間も惜しんで勉強や研究、実習の日々を送っていた努力の積み重ねがあるということを忘れてはなりません。
医師国家試験にクリアした後には、2年以上臨床研修医として経験を積むことが義務付けられています。
医師免許を取得したからといって、一人前の医師になれるというわけではないのです。
この段階では、まだまだ「見習い」に過ぎません。
実際に医師として医療現場の先頭に立って活躍できるようになるのは、早くても20代後半からとなります。