皆さん、こんにちは。
私は現在31歳の会社員です。
本題に入る前に、まずは私のことについて少しお話をしたいと思います。
今でこそ、営業の仕事で朝から晩まで走り回ったり、時には同僚と夜明けまでお酒を飲んだりと、毎日元気に過ごしている私ですが、実は子どもの頃には体が弱く、あまり学校にも行けませんでした。
しょっちゅう病院通いを強いられ、学校を休んでは病室で点滴を打ったり、読書に浸ったりという日々を送っていました。
入院をすることも少なくなく、医師や看護師にはもちろん、病院の清掃員や給食員にまで名前を覚えられてしまう始末で、学校よりも病院のほうが友達もたくさんいたほどです。
そんな私が抱いていた夢は「医師になりたい」ということ。
当時の自分にとって、学校の先生よりも医師のほうがずっと身近な存在でしたから、そういう夢を抱くのは当たり前といえば当たり前の話なのかもしれません。
とにかく僕は「医師になりたい」という夢を叶えるために、学校へ行けなくても必死で勉強を頑張りました。
努力の甲斐あって、中学の頃には理数系科目のテストでは常に上位をマークできるようになり、地元で有名な進学校への合格を手にしたのです。
しかし、高校へ入ってからというものの、その夢は見事に打ち砕かれることになりました。
高校に入るや否や行なわれた学力テストで、私は自動的に理数系学部への進学を目指すクラスへと振り分けられたのですが、そこへは地元でもかなり優秀な生徒達がたくさん在籍することとなりました。
中学の頃には成績が良くても、同じように、いやそれ以上に成績の良かった生徒が同じ高校の同じクラスにはたくさんいるわけですから、授業のレベルも高く、みんなのペースについていくだけで精一杯の毎日を送ることになってしまったのです。
定期テストも毎回全敗の状態でしたから、高校2年生になると理数系クラスから中堅クラスへと移され、医学部の受験はまず無理だと教師から宣告されてしまいました。
それからというものの、私は医学部への進学をすっぱりと諦め、医療業界以外への道に希望を見い出し、もうひとつの趣味であった文学の道へ進むことに決めたのです。
入った大学は文系でしたが、良い友人にも恵まれ、こんな人生もアリだなと思い、今日までやってきました。