MRというのは、Medical Representative(メディカル・レプレゼンタティブ)を省略した言葉で、主に製薬会社の医薬情報担当者を意味します。
MRの仕事としては「営業活動」「自社が開発した医薬品に関する情報の提供」「自社が開発した薬を実際に使用した際の効果や副作用等に関する情報収集」の3つがあります。
MRの仕事として、1つ目の「営業活動」とは、自社で開発した医薬品の効果や安全性について医療機関や薬局の医師や薬剤師に説明し、売り込むことです。
現在の日本におけるMRは「営業職」という位置づけにありますから、売り上げが重視される傾向にあります。
売り上げを伸ばすためには、自社製品に関する知識だけでなく、医療や薬学に関する見識も高める必要があり、高い倫理観も求められるところです。
しかしながら、自社の医薬品を少しでも多くの医療機関や薬局で取り扱ってもらうことで、それだけ多くの患者さんが救われるということにつながりますから、非常にやりがいのある仕事であるといえるでしょう。
MRの仕事として、2つ目の「自社が開発した医薬品に関する情報の提供」とは、薬の適正使用についての説明や、効果や副作用に関する説明、実際にその薬を用いた治療例や海外での処方例などを医師や薬剤師に対して行なうことを意味します。
自社が開発した医薬品ですし、売り上げを伸ばしたいという気持ちもあり、どうしても「良い効果」や「安全性」ばかりを主張したくなってしまうのが人間の性というものですが、MRは「患者さんの命を預かっているのだ」という気持ちを常に持って「副作用」の可能性についても正確に伝達しなくてはなりません。
3つ目の「自社が開発した薬を実際に使用した際の効果や副作用等に関する情報収集」とは、実際に自社の医薬品を投与した患者さんの回復度合いや副作用の有無、その他気がついたことなどの情報を医師や薬剤師から収集し、研究部門へフィールドバックすることを意味します。
情報を提供するばかりでなく、実際の現場の意見を聞きながら、今後の研究開発へ活かしていくというのも、MRにとって重要な任務のひとつなのです。